生体金属支援機能科学と生物細胞全元素分析
金属タンパク質や金属酵素が生体内の物質合成・代謝に深く関わっていることが明らかになって来つつある今日、 遺伝子のタンパク質発現などにも、金属酵素の存在や金属イオンの存在は新たな学問領域として期待されています。
これら金属タンパク質や金属酵素と、生体内の物質合成や代謝機能の関わりの研究は、我が国から発信し、新たな科学領域として 「メタロミクス(Metallomics)」と命名されています。
■メタロミクスにおける研究分野と分析・測定技術
メタロミクス研究分野分析・計測技術
1.生体中元素の分布測定高感度分析・全元素分析・1原子・分子検出
2.生体中微量元素の化学形態別分析LC/ICP-MS, MALDI-MS/ICP-MS, 複合分析
3.メタロームの構造解析X線解析、EXAFS
4.モデル金属錯体による金属酵素の機能発現機構の解明NMR, X 線光電子分光、構文可能電子顕微鏡、レーザーラマン分光
5.金属タンパク質・金属酵素の検索LC-MS, MALDI-MS
6.DNA・タンパク質など生体関連物質の生成機構DNAシーケンサ、タンパク質シーケンサ、時間分解・空間分解蛍光検出法
7.金属含有生体関連物質の代謝機構無侵襲生体計測、LC-MS、バイオセンサー
8.無機医薬品開発・化学療法LC-MS、安定同位体トレーサー
9.病態解析・医学診断臨床分析、細胞中タンパク質の動態、CT(X線、MRI)
10.金属関連学問分野(健康化学、環境科学、毒性学、栄養学、農学、獣医学、食品化学など)バイオセンサー、現場分析、かに測定法、食品試験法
出典:ぶんせき2004、特集バイオ分化学の新潮流「メタロミクス:生体金属支援機能科学と生物細胞全元素分析」原口ら

ノルウェーSERO社「TraceElement(Sero As)」の取り扱いは終了いたしました。詳しくはこちらをご覧ください。